2005/08/04(木) 感電しそうなリケンベ— キンシャサ
マトンゲ地区ではルバ民族の、そしてセレンバウ地区ではコンゴ民族の電気リケンベに出会うことができ、毎日レッスンを受けています。
この電気リケンベのライブもよく催されます。バンドメンバーの自宅の庭や通りの真ん中にPAシステムを立て、すさまじい轟音をたてて演奏されるのです。スピーカーだけでは足りずに、拡声器まで回線につないだりしています。遠くから聞くとエレキギター、エレキベースの音なのですが、どちらも電気リケンベの音です。ルバ民族のバンドのリーダー・ツクラさんは言っていました。
“ 1974年にナイジェリアで演奏した時にエレキギターを見て、まねしてみようと思った。”
この地からブラックアフリカ中に広まっている、 “ リンガラ音楽 ” の単旋律を主体にしたギターのフレーズは、伝統的な リケンベのフレーズが元になったと言われています。
リケンベが電気の力によって大音量を得た今、新しいダンス音楽が生まれつつあるんだなと感じています。
先日コンゴの国営 TV RTNC に出演しました。キャスターがスワヒリ語で通訳してくれ、コンゴに来た目的なんぞをしゃべって帰ってきました。