2006/11/20(月) 喉歌とリンバ
ゆうべは、アジア中央部の民族音楽をもとにしたユニット・タルバガンのライブにゲスト出演してきました。
タルバガンのお二人は、モンゴルとトゥバ共和国の音楽をミックスするという、現地ではありえない試みを追求している日本人二人組みです。隣同士の国なので、現地の伝統的な合奏と勘違いされそうなのですが、彼らならではのオリジナル・サウンドです。
去年ぼくは、ケニアの太鼓を修行している大西匡哉とセッションを頻繁に行いましたが、これにも同じことが言えて、つい「アフリカの伝統音楽」とくくりたくなるのですが、お琴(日本)とカヤグム(韓国の琴)のセッションと同じようにやっぱり、ありえないセッションです。
ゆうべのライブでは、リンバと彼らのモリン・ホール(馬頭琴)やイギルなどの楽器とのからみ具合もとても良く、同時に二つの音程を出して歌う喉歌・ホーミー(モンゴル)、フーメイ(トゥバ共和国)との相性もばっちりでした。
特定の倍音を口の中で強調させて作り出す喉歌の旋律と、倍音の自然な並びに即したタンザニアのゴゴ音階、繊細極まりない倍音楽器イギルの音、ドローン(通奏低音)の上で誰も弾いていない旋律も含めていろんな音が響いていました。
タルバガンの全国ツアーは東京が締めくくり。サカマンは出ませんが、すばらしいバイオリニスト・太田さんとの共演が見られますよ!
タルバガン ライブ@Star pine's cafe
日時:2006年11月24日(金)18:30開場 19:30開演
会場:吉祥寺・スターパインズカフェ
出演:タルバガン(等々力政彦、嵯峨治彦)
スペシャルゲスト:太田恵資(ヴァイオリンetc,)
チケット:4,000円(当日500円UP ドリンク別)