2006/10/22(日) 北海道ツアー報告
上士幌のライブ会場周辺。
久しぶりに北海道をツアーしてきました。
苫小牧→様似(さまに)→帯広→上士幌(かみしほろ)→旭川→札幌→長万部(おしゃまんべ)→函館
函館を拠点に世界で活躍中のパーカッションユニット・N'DANAの二人とともに、8箇所を10日間でまわる怒涛のスケジュール。ライブハウスやホール、クラブ、公民館的施設からレストランなど、いろいろなところに押しかけていって演奏させていただきました。
ぼくの曲やN'DANAの曲を3人で演奏するプログラムを中心にしたのですが、やっていくうちにアレンジがどんどん変わっていくのが楽しい。
なかでも、ナイジェリア起源のキューバの両面太鼓・バタを前面にフィーチャーした「貝殻を拾って数えた」が忘れられません。北海道に来る前、関東をツアーしているときにつくった新曲です。N'DANAが演奏するバタを以前聴いたときに、大きさ、役割の違う太鼓がそれぞれ短いフレーズを繰り返すうちに次第に熱をおびてくる様子に、「これこそ白目圏へ誘う音だ」と、感激したのを機にいつか一緒にやれる曲を、と思っていたのです。
ライブの相性は予想以上にぴったりでした。今後の展開につながりそうな予感。
移動とライブの日々が続くと、自分がいまどこで、どんな人たちを前に演奏しているのか本番中に忘れそうになる一瞬があるので、それを防ぐとという目的もあるのですが、よく散歩しています。
かなたの山脈まで農地が広がる上士幌では付近の農道を、朝起きぬけに適当に一周したら、1時間半もかかりました。そのあいだに見た文字はひとつの道路標識だけ。看板だらけでとにかくいろんな字が四六時中、四方八方から主張してくる街中とはぜんぜん違う落ち着きがありました。
すべての行程を同行してさまざまな面からサポートしてくれた奄美の歌姫・皆吉恵理子さんはじめ、行った先々でいろいろな方のお世話になっています。感謝の気持ちとともに明日から東北ツアーです。