2008/08/12(火) 東京雑録
大阪の自宅から東京へと自分の車を運転して移動する前日、よりによってタイヤが一本パンクしていることに気付きました。
よりによって夜。
慣れない手つきでジャッキ・アップをしていると、よりによって雨が降り出す。
しかし、よりによって高速道路に乗ってからパンクしてくれなくてよかった、と考えなおす移動前夜でした。
’08年8月8日午後8時から八並びのよい日に、タワーレコード渋谷店でソロ演奏しました。
細かい縁起をかつぐことの好きなぼくとしてはめったにない日付と時間です。
たくさんのご来場ありがとうございます。
「リンバ・ロック」効果か、サカマン初めてという方も多くて嬉しい限り。
この日の最後はムビラを電化せずに、ホントの意味でのアンプラグド演奏。
デゼ(共鳴用の桶)についている瓶の王冠がいい感じでビリついてくれました。
客席から手元が見えないことで有名な親指ピアノですが、デゼに入れたムビラほど謎めいた楽器はないでしょう。
ラジカセいれてムビラの音を流してみたら、バレるかな。
サイン会に並んでくれた人の中に、鹿児島から去年東京の会社に就職した、という青年もいて感動しましたよ。
翌日と翌々日は東京ミッドタウンでフリーライブ。
月刊誌アテスとミッドタウンのコラボ企画です。
ファンだけではなく一般の通りすがりの人も見てくれる場、というのは結構緊張する修行の場なのですが、楽しく演奏できました。
初日はマンゴマの盟友・森下知子(サックス・オカリナ)がゲストとして登場し、何年ぶりかで「月下美人」(MA-NGOMA/safari 収録)を演奏。
うーんええ曲や。
通りがかりにお母さんといっしょに見ていた小学生くらいの女の子が描いてくれました。
投宿していた六本木のホテルの8階から眺める夜景はなかなかのものでしたが、独りマヌケ面して呆然としていた個室から、エレベーターを使っていきなり通りに出ると、ギャップの激しさにさらに呆然としてしまいます。
バンコクや上海の喧噪に近い旅の感覚。
大阪に帰る前に、東アフリカの音楽を日本に紹介している団体NGOMA JAPANIのかっちゃん宅にも一泊。
最近リンバの練習にも熱心な彼とウィスキーを飲みながらリズムの研究にいそしむいい夜でした。
なんだか熱くなった滞在でした。
「前回の帰り、ここで拾ったヒッチハイカーは元気かな?」と思いながら環状8号線から東京インターへ侵入し帰路につきました。