2007/11/07(水) 録音の進み具合について
ドラムス録りの準備中。
Limba Train Sound Systemのアルバムの録音、非常にゆっくりながら、確実に進んでいます。
ドラムやベース、親指ピアノ、うたなどなどはほぼ録り終え、あとは曲によりパーカッションを加えるのみ。
しかし、そこから、それぞれの音、親指ピアノなら親指ピアノの素の状態の音を決定する作業があります。数本のマイクで録っているものが多いのでそのブレンド具合だけでも、サワリ音は大きく左右される。この作業だけで極端な話、親指ピアノがオルゴールにもなれば、デスメタルのギターのような音にもなるのです。各ツマミのひとつひとつの位置を決定していかなければならない。これまでの経験上、一番神経を使う作業であり時間がかかります。おもしろいところですが。
さらにそれが終わってから、ミキシングとマスタリングです。今回は全体的にダブの要素を取り入れるのでDJカツシンとともに試行錯誤することが予定されます。
夏からゆっくりやっていて、いい具合です。ある程度録ったら、しばらくそれを家で聴き、そのうちにそれを忘れ、また聴き、それからまた録る。集中して一気に録音するミュージシャンが多いとは思いますが、ぼくの場合、この方がいいアイディアも出てくる。その間のライブの影響などで変わったアレンジにも柔軟に対応できるし。予定よりも一曲増えそうです。
ということで気長にお待ちください。発売日が決まったらまっさきにここでお知らせします。