2005/04/30(土) 2005年4月30日(土)リンバとマリンバ 

 4月23日(土)は、京都のVIVA LA MUSICA!で演奏しました。
 南アフリカ人マリンバ奏者・ジョゼフとともに昨年から始めたユニット「ジョゼフ・ンコシとサカキマンゴー」で。

 同じアフリカといえども、タンザニアのリンバと南アフリカのマリンバは日本の琵琶とインドのシタールなみに異なる楽器です。しかし、調律を合わせたリンバを作ったり、リズムを交換するうちに、改めて多くの共通点に気づきました。
 ぼくは「リンバやムビラなどラメラフォーンは携帯用のザイロフォーン(木琴)ではないか」という説を5年くらい前からいろんなところで言っているのですが(これについての説明はいつか「楽器の紹介」ページにくわしく公開しますね)、音色といい、音の減衰の仕方といい、演奏方法といいほんとによく似ています。

 ジョゼフのマリンバと合奏をするときに問題になるのは激しい音量差です。タンザニアのゴゴ民族は、リンバ弾きの人数を増やして、ザイロフォーンや太鼓とのバランスをとったりしていますが、日本ではそうはいかず、リンバに特別な音響装置を取り付けます。いわば、電気リンバ。

 コンサートでは歌とリズムだけ決めてあとは即興で演奏するので、メインの出し物といえる電気リンバとマリンバのセッションでは、火花を散らすやり取りになるようこころがけています。しかし23日の演奏は凄まじかった。

 曲は、8分の9拍子が基本パターンの「ノテンダーチ」。
 分かりづらい拍子を規則的なリズムでサポートしてくれるような太鼓がない上に、小節の先頭に低音や強めの音を入れるような整然とした弾き方を二人ともわざと避けるので次第にシュールな音世界が広がります。二本のバチと二本の親指がどんどん音を重ねるうちに、誰も鳴らしていない音まで鳴り出し、ぼくの場合は演奏しているうちに頭の中は脳ミソのマーブリング大会というか、サイケな模様があらわれるというか、

   ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

 というように、文字にしても大変迫力のある精神状態になってきます。さらに歓声をあげて手をたたくお客さんや、頭をまわして縦ノリのジャンプをしているお客さんがあおるので、二人とも口は半開き、白目を剥いて「始めた曲はいつか終わらせなければならない」ということも忘れたように弾き続けたのでした。

20050423.JPG

このページのトップへ