2007/03/05(月) 帰国報告
JOSE CHAMELEONE。SAUTI ZA BUSARAでのライブより。ボンゴ=フレーバーの大御所・PROFESSOR Jのナンバーをライブでカバーしたりと引き出しの多さを感じた。この王冠は終演後までかぶっていた。
3/3(土)無事、看板(前回「ンゴマする日々」参照)とともに関西国際空港に到着しました。
その足でラーメンを食べに行き、サウナへ。
現地で出来る限りオリジナルのCDを探して、40枚ほど買って来たのですが、ボンゴ=フレーバーのアーティストについてはコンサート会場でも入手できず、町のCDショップでも数枚を除いてはコンピ盤のみしか見つかりませんでした。
アーティストからいただいたサンプル盤を含め、少しずつ聞いていますが、再生装置の問題ではなく、ソフト自体に、音飛びやノイズの多いものが何枚かあり残念です。
次回はカセットも多めに買って来ようと思った次第。
ライブもすばらしかった、ウガンダのJOSE CHAMELEONEのVCDがおもしろい。
SAUTI ZA BUSARA のパンフレット上のプロフィールによると、ウガンダの民俗音楽やルンバ(リンガラ)、ズークやレゲエのコンビネーション、というようなことが書かれていますが、ボンゴ=フレーバーも相当意識的にとりこんでいます。
マラウィでもタンザニアでもしばしば耳にしたヒット曲・“MAMA RHODA"では、彼はラップの部分しか歌っていないし、母に捨てられた子の悲しみを歌っている歌詞もボンゴっぽいし。
フリーのターラブ歌手・ルキア=ラマダニも参加しているモダン=ターラブ(ポップ化が進められたターラブのジャンル名)のグループ・EAST AFRICAN MELODYのアルバムもリンガラ的な打ち込みトラックが使われていて楽しく踊れます。
左が今回手に入れたトゥンブーカ民族(マラウィ)のカリンバ。右は2005年に見つけたニャキュサ民族(タンザニア)のリンバ。
カリンバについては、数点のサンプルから共通する特徴を取り上げて「○○民族の楽器・音楽」と博物館的・あるいは学術的に紹介していくやりかたのみに収めず、美術館的に楽器や演奏家それぞれの個性までをも言及できるだけの材料を集めたかったのですが、サンプル自体が2件しか見つからず、少々心残りです。
2005年の旅でトゥクユ(タンザニア)で見たニャキュサ民族のリンバとの関連性を含め、次回の旅ではマラウィ湖東岸(タンザニア南部)も調べてみたくなりました。
今回の旅は1ヶ月と、いつもと比べてかなり短いものでしたが、ありがたいことに狙っていたものに次々に触れることができました。
自分の音にどう還元されるのか、今はわかりませんが、とりあえず熟成させてみます。