2010/12/15(水) カゴイメイッキタド
いとこん(いとこの)結婚式(ケッコンシッ)があって鹿児島へ(カゴイメ)行っきたど。
桜島が次(ツッ)から次ち噴火ぬしっせえ灰(へ)が降っで、たまに行っ人間にはおもしとかったば、住んじょいし(住んでいる人)はだれるよねえ。
錦江湾を挟んで桜島を見っちょたら、まずモクモクッち灰が吹っだして、何秒かたってから「ドン」ちいうでね。
音が伝わる早さっちいうたら、光よりはるかに遅いんだなち実感でくっ。
結婚式ちいうたら、いろんな人がスピーチちするでしょ。
みんなね、きばって(がんばって)標準語で話すんだけど、いっき(すぐに)イントネーションだけが鹿児島化していわゆる「カライモ標準語」になったっど。
がっちゅむじねー(とてもかわいいねー)。
たまに上手に標準語で語いがなる(話せる)人もおったいば(いるのですが)、わっぜえち(すごいなあと)思うもん。
オイどま(ぼくなんかは)、チャンネルが一度(イッド)切い替わったら鹿児島(カゴンマ)にいる間中、変わらんもん。
スピーチもカゴンマ弁でやったもん。
打ち合わせの電話が東京からかかってきたば、カライモ標準語で応対するのがやっとだったもん。
ずっーとカゴンマ弁で語っちょっで(話しているから)、周りんし(周りの人)から「わらほんのこて大阪に住んじょっとか?(おまえはほんとうに大阪に住んでいるのか?)」ち言わるったっど。
イントネーションがおもしとかでね、こいをメロディーとして考え(カンゲ)がなれば、親指ピアノmeetsカゴンマ弁がでくったらせんけ(できるのではないか)ち思ちょっど。
実家は、薩摩半島の南端、頴娃(イェイ)ちいう町にあっど。合併のせいで今は南九州市ちいう、どげんしょうもね(どうしようもない)名前になったば、よかとこじゃっど。
家から1分で砂浜へ(スナハメ)出がなったいば(出られるのですが)、流れついちょいペットボトルにハングルやら中国語が書(ケ)あったっど。
海沿いの道には「不審船に注意!」ち看板もあいもいど。
ラジオをつけたら、ハングル語の放送も入ったっでねー。
大阪に戻っきてからもしばらくは抜けんでねー。
そのまま、カゴンマ弁の曲をスタジオで録音したたっど。