2010/03/14(日) 信州のアフリカ
東京から諏訪への移動中、釈迦堂サービスエリアからの一枚。
隣接する博物館で、高速道路建設前の発掘で出土したたくさんの縄文土器を観た。
グルグルの水煙文土器のうごめきがビリビリと体に響く。
ツアーはまだまだ続きます。
飯田インターで降りて、駒ヶ根公演主催のTちゃん宅へ。
車にひかれた鹿の皮を拡げて、太鼓の皮にするのだと言っていました。
彼は長野県各地でジェンベの集まりを定期的に開いていて、その夜さっそく参加しました。
小学生から10代のセーショーネン、乳飲み子を背中にくくりつけた女性、おとっつぁん、おっかさん、いろんな歳の人が太鼓を打ったり、踊ったり。
踊るお母さんの背中で首をガクガクさせている子や、川の字になって寝ているベイビーたちをあやす幼児もふくめ、ジェンベ次世代たちも確実に育っています。
アフリカの音楽一家の典型がそこにありました。
難しい年頃であろうハイティーンの参加者のいい笑顔を見て、大多数の「学校の中の人間関係が全て」的セーショーネンたちのことを考えました。
自分自身高校生のとき、近所のアンチャンやオッチャンたちが集まる音楽スタジオに出入りするようになって、自分とも親、教師とも違う年齢や立場の人の考え方に影響を受けたものです。
翌12日はTちゃんのグループ「サバカン」のオープニング・アクトに続けて、トーク&ライブ。
サバカン、いいですよー。
ジェンベとボロン(セネガルのベース)、ギターのリズムに力強い日本語の歌がのってました。
夜はジェンベやダンス、親指ピアノまでこなすMさんのログハウスで呆然と日本酒を頂きました。
赤石山脈を背に正面の木曽山脈にいたる夜景を眼下に臨む夜景が素晴らしい。
太鼓とダンスに見送られて大阪の自宅に戻っています。
あすは岡山。
ツアー後半、中国、四国、九州編です。