サカキマンゴー / Sakaki Mango
アフリカの楽器・親指ピアノと南九州の板三味線・ゴッタンの演奏家。大学ではスワヒリ語を専攻、アフリカ各地で音楽修行を積みながらも、伝統楽器を独自に電気化、ルーパーやサンプラーにつなぎ、郷里の薩摩ことばをのせ不思議な世界を作り出す。その活動は仏AFPや英BBCなどでも紹介された。
「アフリカで学んだものを自分のルーツと融合させている」ーfROOTS(イギリスの音楽専門誌)
「ダブやファンクを飲み込んだ音楽性」ーThe African(タンザニア紙)
2023年、小学館の図鑑NEO「音楽」を監修
【詳しく】
●大阪外国語大学(現・大阪大学)でアフリカ地域文化とスワヒリ語を専攻、タンザニアの親指ピアノの奏法と音色について研究した。タンザニア国立歌舞団の主席奏者を務めた故・フクウェ・ザウォセにリンバを、ジンバブエのガリカイ・ティリコーティにムビラを師事。
電気リケンベ(コンゴ民主共和国)、カリンバ(マラウィ)、ルケメ(ウガンダ)、カンコベラ(ザンビア)など、卒業後も各地で親指ピアノ関連のフィールド ワークを行う。
●学生時代に鹿児島の楽器・ゴッタンのことを知り、さっそく入手するも弾きこなせず、長年放置していた。2013年、南日本放送の番組ロケで県内のゴッタン奏者や製作者を訪ね、奏法についての大きなヒントを得、自身の音楽に取り入れ始める。名人・荒武タミの最後の弟子・橋口晃一から様々なエピソードを聴き、表現に昇華し続ける。
●海外ツアー
2008年、タンザニア(SAUTI ZA BUSARA)公演
2009年、韓国(JARASM JAZZ FES)公演
2010年、韓国公演
2011年、韓国、南アフリカ、スワジランド・ジンバブエ、タンザニア(SAUTI ZA BUSARA)公演
2012年、オーストリア、韓国、南アフリカ、スワジランド(BUSH FIRE)、モザンビーク(AZGO)、ジンバブエ公演
2013年、南アフリカ、ジンバブエ(HIFA)、モザンビーク公演
2014年、メキシコ・ツアー(クアトロ・ミニマル)
2015年、モザンビーク、タンザニア、ジンバブエ、ルワンダ公演(マチュメ・ザンゴとのデュオ)
2016年、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン・ツアー(クアトロ・ミニマル)
2018年、マレーシア、メキシコ、アルゼンチン・ツアー(クアトロ・ミニマル)
2023年、メキシコ、アメリカ・ツアー(クアトロ・ミニマル)
●ディスコグラフィー
サカキマンゴー「リンバ・トレイン」(2006)
サカキマンゴー&リンバ・トレイン・サウンド・システム「リンバ・ロック」(2008)
サカキマンゴー&リンバ・トレイン・サウンド・システム「オイ!リンバ」(2011)
サカキマンゴー&ガジュマル・アンサンブル「リンバ・マリンバ・ライヴ・アット・ムサビ」(2011)
サカキマンゴー「カライモ・リンバ」(2013)
スキヤキ・オール・スターズ「ライブ・イン・トーキョー」(2015)
クアトロ・ミニマル「ラ・コラ・デル・ドラゴン」(2015)
サカキマンゴー「ビンテ・クライ・ベイベー」(2019)
クアトロ・ミニマル「クミロダ」(2020)
●著書:「親指ピアノ道場!−アフリカの小さな楽器でひまつぶしー」(ヤマハミュージックメディア)
●監修:「小学館の図鑑NEO 音楽」(小学館)
●執筆:「国際理解に役立つ 世界の民族音楽④」(ポプラ社)
●親指ピアノって、カリンバでしょ?と思った方はこちらをぜひお読みください。