2012/12/30(日) 2012年を振り返る

今年、身に回りに起きた主な出来事です。

【リンバ・トレイン・サウンド・システムとしては初のアフリカ・ツアー】
5月。モザンビーク、スワジランド、南アフリカ、ジンバブエをLTSSとともに廻ってきました。2カ所目のスワジランドのフェスで手持ちのCDが完売し、大きな手応えを感じました(残りの日程では売るものがなくなって困る)。現地親指ピアノ奏者、いわばホンマモンを相手にあろうことか日本人の私がワークショップをした、という企画も心に残ります。開演直前になって公権力の妨害によりキャンセルされたジンバブエ公演、いつかきっとリベンジします!

【リンバ・トレイン・サウンド・システムとしは初の鹿児島ライブ】
鹿児島弁を前面に出して作った昨年のアルバム「オイ!リンバ」の流れにのって2月にLTSSとともに鹿児島でコンサート。一週間前に現地入りして、連日県内メディアに出演しました。コンサート当日、満員の会場には幼稚園から高校までの同級生や親戚、子どものころお世話になった人、高校の名物教師まで来てくれました。あんなライブは初めてでした。

【歌って覚える日本語放送開始】
NHK WORLDが東アフリカ向けに放送しているラジオ番組RADIO JAPANI(スワヒリ語)で、日本語を歌いながら教えるという番組"MARIMBA YA KIJAPANI"を始めました。親指ピアノを伴奏に日本語のフレーズを歌いながら覚えてもらう、という企画で、台本をもとに、伴奏や歌は収録当日に即興的に作って収録しています。リンバ・トレイン・サウンド・システムのライブで私が歌うように節をつけてMCをしていたのに反応した、スワヒリ語放送ディレクターの企画です。短波ラジオなのですが、タンザニアでは現地TBC FMでも放送されるようになり、その記念行事で1月にタンザニアで演奏しました。

【スキヤキ親指ポロリンズ】
富山で指導している親指ピアノ楽団「スキヤキ親指ポロリンズ」、今年はウガンダのアチョリ民族のトラディショナルを練習しました。新規加入のメンバーが日本語の歌をつけ、「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」音楽祭で発表。スタジオ練習時になかなかうまくいかず、スーパーの駐車場にこっそり集まって練習したというメンバーたちが、バシッときめてくれました。

【人を雇う】
長期間自宅を空けることが多い身でありながら、基本的には自分独りで、ブッキングやスケジュール調整、打ち合わせ、事務作業などをこなしてきました。より音作りや公演に集中できる環境を求めて今年から人にまかせることにしました。去年までと全然違います。頭スッキリです。おかげで今年のソロ・ツアー「親指前線ツアー」はぎっちりと予定を組まれ、充実した(その分休日はほとんどなし)ものになりました。

【ヨガを始める】
9月中頃から始めた初心者です。スリヤナマルカールって型のAとBしかできません。移動の休憩時でも滞在先のホテルでも本番前の楽屋でも、どこでもできるようにクルマの中にはマットを積んでいます。呼吸を整え精神的な高みを求める、というつもりはさらさらなく、重たくなった体を軽くするつもりでコツコツやってます。

【キウィとパパイヤ、サカキマンゴーズのメンバーとして】
キウィとパパイヤ、マンゴーズにゲスト出演したのをきっかけに「キウィとパパイヤ、サカキマンゴーズ」として、東京で2公演、さらにオーストリアや韓国でも公演しました。自分の曲を別のバンドとともに新しいアレンジで演奏するという、貴重でありがたい経験をし、他人の曲に親指ピアノで絡むという、苦手な分野に挑戦する機会にもなりました。なにより、気の合う音楽の仲間が増えてうれしい限り。

ということで、これから自宅で忘年会。
皮から作った水餃子と各地で頂いたアルコールで、一年のダイヤメ開始です。
来年がよい一年になりますように。


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