2008/02/22(金) タンザニアで白目をむかせた

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音楽祭 サウティ・ザ・ブサラ が始まり、8日と12日に出演しました。
まだ日の高い時間の出演だったので気分を盛り上げるのに苦労しましたが、反応のいい観客のおかげで楽しく演奏できました。

バンドではなくソロなので「ちょっと分かりにくいのでは」と思ったのですが、音楽祭が終わった今でも地元客を始めヨーロッパやUSA、そして日本のお客さんから声をかけられます。

日本人がアフリカの楽器を演奏しているわけですが、それが「よくできました(上手に真似できました」というような賛辞ではなく「こんな音があったのか!」という内容の感想ばかりだったのが何よりも嬉しかったです
タンザニア人が吹く尺八が日本でウケタようなものですから。
ベースアンプを背に爆音でリンバを弾いた僕を見ていたフクウェ・ザウォセの子供の一人、ムサフィリが「ピックアップをくれ」と言ってきたので楽器と交換しました。
ついにタンザニアで電気リンバが生まれる日が来るのでしょうか?


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昨年、来日したビ・キドゥデも元気にステージに立ち喝采を浴びていた。

今年のサウティ・ザ・ブサラでは、コラ(ギニアの弦楽器)のセック・ケイタやンファリ・コヤーテ、ンゴニ(マリの弦楽器)のバセクゥ・コヤーテなど日本でも知られている西アフリカのつわもの達をはじめ、タンザニアやケニアのグループがトラディショナルから最新ヒップホップまで様々な音を披露してくれました。
昨年に勝る内容だったと思います。
現地で豪遊したリアルワールドの知り合いは「アフリカのみについて言えばWOMADに勝るのでは」と漏らしたほど。
僕にとって今年のベスト・アクトは7サバイバウズでした。
タンザニアのダル エス サラーム郊外で生まれたムチクルと呼ばれる音楽を演奏するグループです。
中低域中心のドラムと安っぽい音で延々とループしたフレーズを弾くキーボードにコノノNo.1を初めて聞いたときのような衝撃を受けました。
キーボードを使っているあたりがリアルなトラディショナル感があってとても良い。
カセットを色々探してみようと思います。

今はドドマに来ています。
ムヘーポでお世話になったバランガティ老人の家を訪ねたりしていたのですが、またまたいつもの様に行った事のない村へ親指ピアノを探しに出かけています。
その報告は次回。

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タンザニアに住む日本人の子ども達のための日本語補習講で授業をした。

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