2010/11/03(水) 暴かれた録音現場!

サカキマンゴー&リンバ・トレイン・サウンド・システム名義の新しいアルバムを録音中です。
毎度のことながらスタジオ内のどこにマイクを立てるかで音が変わるのがおもしろい。
自分が録りたい親指ピアノの音をパッケージするためにはどうすればいいか?
定番の録音方法もなにもありませんから、いろいろ考えて試すのは楽しいです。

101103.jpg
ウガンダの親指ピアノ「ルケメ」の録音。
同じ調律のものをいくつも用意して、録音する楽器の下に並べ、全てを共鳴させて全体を集音しました。
ピアノ(フォルテ)を録音するときに別のピアノを用意して共鳴させることがある、と
エンジニア氏が提案してくれたのです。
音程感のはっきりした基音以外の倍音(頭のはじのイケナイ神経を筆でコチョコチョするような音)がいっぱい録れました。

101103b.JPG
ベース用の「ルケメ」はコンテナに押しあてて演奏。
エレキベースに負けない「ブリッ」と輪郭のはっきりした音です。

101103c.jpg
囲いの中ではムビラの生音を録音していますが、実は外でアンプを鳴らしてそこにもマイクを立ててあります。
ぼくの親指ピアノの半分はエレキ化してあり、使い慣れたアンプとセットで1台の楽器という感覚です。

8月にジンバブエから来日したチウォニソのボーカルを東京で録音したあり、それをミックスする一方、ドラムやベースもがしがし録音中です。
リリースは来年春予定。
1月にステージで「今年新作を出す」と言ったのに、ごめんなさい。
しばらくお待たせします。
エエもん作るけんねー。

このページのトップへ