2008/11/11(火) チビテが来日します

10月はイベント出演や学校での講演などですぎて行きました。
自転車で7年かけて世界を一周した石田ゆうすけさんhttp://www2.ocn.ne.jp/~yusuke1/のトークショーにゲスト出演したことがとても心に残っています。
彼が自らの旅をつづった「行かずに死ねるか!」(実業之日本社、幻冬舎)はタイトルのごつさに似合う数々の出来事とそのとき彼が思ったことが、繊細で軽快な文章で書かれています。
読みかけの本を閉じて、読みだしたら止まらなくなってしまった。
当事者が書いた旅本、探検本、遭難・漂流本はよく読みますが、こんなに文章のうまい人はめったにいませんよ。

現在のぼくは「親指ピアノをさがす旅」と名付けてアフリカへの旅を例年行っています。
いわば目的をもった旅です(これをスワヒリ語でサファリといいます)。
ですが彼の本を読んで、ただ単に「移動する」ことを楽しむ旅をしたくなりました(スワヒリ語でテンベア)。
10年以上前、上海へ渡りバスや列車、ヒッチハイクなどで、1年かけて陸路アフリカをめざして旅したように。


ところで・・・

タンザニアの至宝、故フクウェ・ザウォセ(わが師匠)が残した楽団「チビテ」が来日します。
8人という、これまでにない人数での来日です。
1名を除いて全員フクウェ・ザウォセの子どもや孫、弟です。
血のつながりのないその1名、初来日のアンドレア・カリマはぼくが思うに今のチビテの中ではナンバー1の実力をもっています。
先代フクウェが彼の実力をかってファミリーに迎え入れたのもうなずける話です。

チビテは彼らの民族語であるゴゴ語で、「さあ行こう」の意味で、フクウェが名づけました。
彼が独立間もないころの国立歌舞団の首席奏者であったこともあり、ゴゴ民族の伝統だけではなく、
国内の他民族の音楽もとりこんだ、パン・タンザニア的な演目と洗練されたステージングが魅力的です。

ちょっとお堅い雰囲気の催しばかりですが、白目サウンドの原点がここにあります。
ぼくもツアーについていくので、どこかの会場で見かけたらお声かけください。


11月15日(土) 伊丹アイフォニックホール(大阪) 14:00開演
問い合わせ先:伊丹アイフォニックホール TEL:072-780-2110
(9時00分〜22時00分 水曜休館)http://hccweb1.bai.ne.jp/aiphonic/aiphonichall/
〈一 般〉前売3,500円/当日4,000円
〈学 生〉前売2,500円/当日3,000円
※全席指定。未就学のお子様の入場はご遠慮ください。

11月16日(日) 山陽さん太ホール(岡山) 14:00開演
入場無料、申し込み制。先着順定員300名。
問い合わせ先:林原共済会:TEL:086-224-4311.

11月20日(木) 青山学院大学総合研究所棟12階大会議室(東京) 14:00開演
第1部 パネルディスカッション
「タンザニア、ケニアの大使と語るアフリカ」14:00〜
第2部 CHIBITEコンサート 15:15〜
入場無料、申し込み制。先着順定員200名。[email protected]

11月22日(土) 宇治市文化センター(京都) 14:00開演
前売り:一般 1,000円/ 高校生以下500円
※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。全席自由
問い合わせ先:宇治市文化センターTEL:0774-39-9333

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2005年撮影。あした一行を出迎えに空港へ行きます。

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